心の境界線のはなし。

心の境界線(バウンダリー)のおはなしです。

他者との線引きということですね。

HSPは他者の気持ちにも敏感に感じ取るために、他者との線引きが苦手と言われます。

HSPイコール生きづらい、ではないことを念押ししたいので全員に当てはまるわけではないというのを強調したいのと、他者の気持ち共感できるという点では「強み」でもあります。

ただ、それがしんどくなる方に働いてしまう場合もありますよね。

「他者の問題にいつのまにか巻き込まれる」
「他者の問題を自分のせいだと感じてしまう」
「他者の価値観(物差し)か自分の価値観かわからなくなる」

そういう方にまず始めていただきたいのは"知識で補う"ということです。

"知識で補う"と敢えて言うのは、 わかっているけど出来ない場合が多いからです。
生まれてから何十年とやってきたやり方を簡単には変えられないのが人です。

だからとりあえず知識として取り入れて、繰り返し練習をしていくうちに身に付いて"知恵"となります。

私も他者との線引きが苦手な一人でしたが、続けたら自分自身を責めることを止め人間関係がとっても楽になりました。

他者との線引きは自分のためだけでなく、相手のためにもなります。

お互いの考えを尊重し合い、とても良い距離感が作れます。

"私が出来るのはここまでです。もちろんあなたもあなたの出来るところまでで大丈夫です。"

という中立的なメッセージを伝えることができます。

ただ、すぐにはできません。

まずは模倣から。

赤ちゃんも大人の模倣(真似)をしながら身につけて行きますので、焦らず出来ることから始めます。

ではここから具体的なやり方の第一歩をお伝えします。

まずは"ノー(NO)"の選択肢を持つこと。

仕事はお金をいただくためにやるもので、簡単にノーは言えないので置いておきます。

プライベートで、ついつい相手の期待(要求)に応えてしまうのをまず止めます。

"やだな"と思ったらノーを素直に伝える努力をします。

自分の味方になる練習です。

あなたの"ノー"を尊重してくれる方たちと一緒にいると決めます。

と同時にあなたも他者の"ノー"を尊重する必要があります。

お互いの選択肢を尊重するということです。

これが難しいなと思ったら、まずは自分にとって遠い関係性の方、例えば職場の少し話す程度の同僚や知人など、相手にノーを言われても傷つかない他者から始めます。

家族、友人、恋人は難易度が高いので慣れてからにした方が絶対に良いです。

ノーと伝えて罪悪感を感じる時もあると思います。

が、神様に顔向け出来ないことをしたのか、"罪"だと思ってるものは何なのか冷静に考えてみてください。

恐らく何かを失う事への恐れが多いのではないでしょうか。

または、逆に相手のノーに傷付いてしまうかも知れませんが、自分のノーに慣れると自然に受け入れられるようになります。

こういうことが出来るようになると、"ヴァンパイア"と呼ばれる方を遠ざけることにも実は繋がります。

「まずは自分のご機嫌は自分で取る」ことを始めてみませんか?

こういった境界線についてはまたmini勉強会でもお伝えしていきたいなと思っております。

ありがとうございます。
















感受性を活かす癒しサロン PRINTEMPS*BLANC

名古屋市のほどよい田舎感が残る場所にあります、癒しのサロンPRINTEMPS*BLANC(プランタン・ブラン)のホームページです。 "繊細さん"として浸透して来たHSPという概念。当サロンではHSPの強みでもある豊かな感受性を使ってより自分らしい花を咲かせられるようにお手伝いします。「自分の内側の声を聴く傾聴セッション」はHSPだけでなく自己探究をしている方にも受けていただけます。

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