告知以外のブログ記事が書けなくなり、すっかり滞ってしまいましたが、先日京都で開催したHSPセルフケアmini勉強会の振り返りをしたいと思います。
写真は心理学では有名な「ルビンの壺」という図形です。”だまし絵”などでも知られているので一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
今回はこういったものもいくつかご紹介しました。
私の行う勉強会は申し込まれた方の自己紹介を元に事前に大筋を決めて開催していますが、実際は当日の雰囲気次第で臨機応変に変化します。
学校ではないし、資格取得の講座でもないわけで、カリキュラムをこなす必要がないからです。当たり前ちゃ当たり前ですが、自分の性格上ストーリーを決めたらやり切らないと気持ちが悪いのを知っているのできちんとその辺の余白を事前に自分と話し合っておくのです。
その部分を察して敢えて言葉にして私に伝えてくださった方がいて本当に嬉しかったです。
さて、そういうふうに雰囲気に任せてお話を伺っているとあるお二人が年齢も現在の状況も似ていて意気投合されていらっしゃいました。
ただお二人ともおっしゃっていたのは距離感のお話でした。0か100かになりがちで、「普通」が難しい、と。近づき過ぎてしまってそれが例えば大切な人だったりすると疲弊しながらも続けてしまったり、そうでない場合は突然”ブチっと”関係を絶ってしまったり。人それぞれにはなりますが、そういう自分を知っているからこそ普段は距離を置いているのが心地良かったり。私もいつの間にか連絡取るのが半年ぶり一年ぶりになり、でもそれは私にとっては丁度いいのだけど、もしかしたら相手にとっては「友達とは思ってないのかも」と少し寂しがられる場合もあるかも知れません。
迷惑かどうか考えたり、自分の気持ちを見つめたりしてるうちに疲れて結局止めてしまうなんてこともあります。ただ、私の場合、その決着が付かないままとりあえず動くことも結構あるので割と”言い出しっぺ”(死語?)にはなりやすいカモ知れません。最終的には相手によりますが。
今回の似たお二人はきっと今回だけしゃなくて関係を続けたいんだろうなぁ。。という気持ちが伝わって来たので、御節介ながら遠回しに?アプローチをしてみました。
あとは今回最年少の高校生さんがいらっしゃって、年の離れた社会人ばかりの中で退屈しないか心配していましたが、その方自身や他の参加者の方々の人柄も助けて和気藹々とオフ会までご一緒させてもらいました。
さて、最初の話に戻りますが、物事ってどこに焦点を当てるかで見え方が全く変わります。「ルビンの壺」もそうですが、白いところに注目すれば盃に見えますが、黒いところに注目すれば向き合う2人の横顔が見えます。
私たちはいつも何かに注目している時、何かを見落としているかも知れないのです。
HSPの提唱者であるアーロン博士の本には「リフレーミング」のことが書いてありますが、私もカウンセリングセッションを長く受ける中で多角的に物事を捉えることを教わりました。時には自分で自分の親になり弁護士になりセラピストになることを教わりました。
辛い時は視野が狭くなるのでいつでも出来る訳ではありませんので、そういう時は頼れる方に頼りながら。
「他の人のように〜ができたら。なぜ自分はできないんだ」と思ってしまう時。人は色々な形でそれと向き合います。
今月から始まった派遣のお仕事で、たまたま同じグループになってお昼を共にしている方は四柱推命という占いで自分を受け入れたそうです。体が弱いそうで、パワフルで頭の良い母と姉への劣等感が長く続いたそうですが、四柱推命で生まれ持った運命を知り、劣等感が吹き飛んだそうです。
とにかく何でもいいのです。きっかけは。
急に物事が違って見える時がすごく面白いのです。
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