暗闇を照らすランタンのような。

前回は「自分を大切にする」、そのための一つの方法としてプライベートだけでも自分の本音を大切にするというような内容を書きました。

それは特に”軌道修正中”の方にやっていただくのがよいのかなと思います。

まさに今、心が”血を流している”ような時にはそれ以前に血を止めることが先で、”かさぶた”くらいになるまではまずはご自分のために待ってあげて欲しいと思います。

私が基本的に書いているのは”かさぶた”以降のお話です。

心が休みたがっている時が敏感な人であればあるほど度々訪れるのだと思います。

頭では「前に進まないと」と思うのに、体が無意識に逆を向くような時はやはり進みたくないのです。

今すぐに休みは取れなくとも、休むための準備期間に今を使うことでも構いません。

例えばお仕事をいきなりは休んだり、辞めたりはできないと思うので、例えば休んだ後の金銭的な心配を少しでも減らすために、会社の休職制度や雇用保険のことを調べたり、貯金に力を注いだり。

ご家庭がある方は周りに頼ることを考えたり、身内がダメなら公的な機関で相談できるような場所がないか探すなど。

小さな灯りを見つけると今まで辛くて真っ暗闇の中を歩くような時にも何とかこなせるようになる場合もあります。

私は比較的よく海外旅行に行くのですが、世界を見るといかに自分の視野が狭いか思い知らされます。

発展途上国に行けば、食べるもの寝るところも儘ならない人もいっぱい見ます。
だからこそ、食べるもの、寝るところさえあれば幸せを感じられるという面もあるのですが。

日本人のほとんどは食べるもの、寝るところで幸せを感じられる状況というのは余程少ないのではないでしょうか。ただ、食べるでも本当に美味しいものを食べないと幸せになんて感じられない。

日本にいてなかなか普段から食べられるだけで幸せと感じろなんて難しいですが、発展途上国のその場に置くといかに自分が多くの自由を持っているか思い知らされます。

ただ、自由というのはある意味苦しみでもあります。昔は日本でも女性はある年齢を越えたら結婚して子供を産むのが当たり前。今は結婚するのも子供を産むのも自由です。

自由であるが故の悩みがやはりある訳です。
かく言う私は昔で言ったらとうの昔に子供の一人や二人は産んでないとおかしい年齢。
ですが、未だに独身で予定もありません。ある意味可能性は無限大??

自由の幸せはありますが、一人で生きて行くことも考えないといけないし、結婚したいならただ待ってるだけじゃダメだしとか。

選択肢が多いのも悩みのタネなんですよね。
メニューが一個しかないお店なら悩みようがないのと同じです。

きっとご家庭がある方にとっては自由な私は幸せなんだと思います。でもご家庭がある方はある方で私には幸せに見えます。

何かを得れば何かを失う。

そういうことなのでしょう。

だから羨ましいと思うならその人の影になってる部分まで見ないといけないと思うのです。

HSPにとって非HSPは羨ましい存在に感じられます。ですが、非HSPはその度合いが高ければ高いほど壁にぶち当たって痛い目見て気付くパターンが多いと思うのですが、その痛みは出来れば欲しくはないなと思うのです、私は。早めに危険回避出来るならしたいです。
私がそんなタイプなのでいかにも非HSPタイプの子から”私が羨ましい”と言われたことがあります。旦那さんによく怒られるそうです、「そんなことくらい早く気付け」と。

話が横道に逸れました(汗)

私がオチにしたかったのは、何が自分にとっての幸せかは分からない、ということです。

私は就活をする学生さんと会う機会が多い職場にいたことがありますが、皆一律に少しでも希望に沿った企業に就職するのに一生懸命ですが、入ったその後の自分自身のこと考えている人はどれくらいいるのかなと思います。

どんな仕事をしたいかではなくて、どんな自分になりたいのかとか。

仕事自体が自己実現に繋がればいいのですが、プライベートも充実できる人にぜひなって欲しいと思います。

結婚するのも子供を産むのもただ周りに合わせて何と無くではなく、自分が選択したという主体性を持って進みたいと私は思います。

まだ遊びたかったのに周りが結婚するからと結婚したり子供を産んだら後悔するのが私は恐いだけなのですが。

その意思は”暗闇の中のランタン”になると私は思っているからです。

私が今置かれている状況は自分が選びました。

平日は短期派遣の仕事をし、土日にこうしてセラピストの仕事をすることも。

ある人の価値観ではダメ人間間違いなしの状況ですが、私の中には納得があるのです。

自分自身にとって自然な生き方をすると、不思議と同じような価値観の人とよく出会います。仕事はどんなにつまらなくてもとりあえずお金になればいい。それで休みがきちんとあって、自分のやりたい事で心を満たせればと。

人ですから、その時その時に私の欲しいものは変わります。だから今後こんな私も結婚して家庭に入ることが私の幸せになるかも知れません。

もし、生活に不満はないけど虚しさがあるのならもしかしたら何か足りないものがあるのかも知れませんし、虚しさそのものが必要なのかも知れませんし分かりませんが、”ランタン”があるかないかで人生の意味が変わってくるのではないかなと私は思います。

そして自分の気持ちに敏感なHSPは今すぐには難しくとも人生を深めるには強みになるのではと願っています。











感受性を活かす癒しサロン PRINTEMPS*BLANC

名古屋市のほどよい田舎感が残る場所にあります、癒しのサロンPRINTEMPS*BLANC(プランタン・ブラン)のホームページです。 "繊細さん"として浸透して来たHSPという概念。当サロンではHSPの強みでもある豊かな感受性を使ってより自分らしい花を咲かせられるようにお手伝いします。「自分の内側の声を聴く傾聴セッション」はHSPだけでなく自己探究をしている方にも受けていただけます。

0コメント

  • 1000 / 1000