【HSP】あなたは無理をしすぎ?内にこもりすぎ?

こんにちは、たましいの世話人、未泱(みおう)です。


HSPの皆さんに「自分を知る」ためのチェックリストをご紹介します。


あなたは無理をしすぎ?それとも内にこもりすぎ?
以下の文章を読み、「非常に当てはまる」なら3を、「ある程度当てはまる」あるいは「状況による」なら2を、「ほぼ当てはまらない」なら1をつける。


1. 一時的に神経が高ぶったり、刺激やストレスを感じー赤面、動悸、呼吸が速く浅くなる、胃のむかつき、手の汗ばみや震え、突然涙が出たりパニックを起こしたりすることがある。
2. 長期的な神経の高ぶりに悩まされ、苦悩や不安を感じたり、消化不良、食欲不振、不眠などの症状が出たりする。
3. 動揺を引き起こす状況に向き合う努力をしている。
4. 1週間のうち、出かけるよりも家にいるほうが多い(ただし睡眠、着替え、入浴などの時間はのぞく)。
5.  1週間のうち、誰かと過ごすよりも一人でいるほうが多い。
6.  恐怖を感じることでも試してみようと努力する。
7. 気分が乗らない日でも外に出かける。
8. 働きすぎだと人から言われる。
9. 自分が、肉体的、精神的、感情的にがんばりすぎていると思ったら、ただちに休憩し、気分転換をする。
10. 夜間にコーヒー、アルコール、薬などを飲んで興奮状態を保っている。
11. 暗い映画館や興味がない授業では眠たくなる。
12. 真夜中や早朝に目が覚めて、そこから眠れなくなる。
13. 食事時間をきちんと確保していない、あるいは定期的に運動をしていない。


4、5、9を各設問の答えの数字を合計する。その合計から4、5、9の答えの数字を差し引く。合計数は最高で27点、最低で1点になる。平均は14点。10点以下の人は「こもりすぎ」、20点以上の人は「無理をしすぎ」の可能性がある。


「敏感すぎる私の活かし方」(エレイン・N・アーロン著)より


いかがでしたでしょうか?


平均点の方はバランスの取れた生活をされているということです。

「こもりすぎ」「無理をしすぎ」と判定された方に、この本にはアーロン博士からアドバイスも書かれているので抜粋してご紹介します。


「こもりすぎ」という判定だった方へは

○「こもりすぎ」の問題の根本に、自分の身体に欠陥がある、という思い込みがある。

○新しいことをしたいのに怖いと感じている場合、恐怖を増幅するのではなく、行動を後押しする必要がある。

○自分の身体を育て直すにあたって、まず、刺激を避けるほど、刺激に対して動揺しやすくなるという点に注意してほしい。

○敏感性を持って生まれた私たちには、多少のストレスがつねにつきまとうということ。私たちに必要なのは、ストレス要因と折り合いをつけながら暮らす方法である。

○身体を動かすほどー窓の外を見たり、ボーリングや旅行をしたり、人前で話したりするほどー困難や動揺は少なくなる。これは「順化」と呼ばれるもので、慣れれば慣れるほどあなたのスキルは上達する。

○この社会を耐え抜き、楽しむコツは、社会の一員でいることだ。

○あなたとあなたの敏感性が社会に必要とされていることを認識しよう。


「無理をしすぎ」という判定だった方へは

○あなたの子供(身体)に対する愛情不足が、無関心や虐待※を引き起こしている。(※この本では自分自身の身体を「子供」と例えている部分があり、自分が自分自身に対して痛めつける行為を指している)

○こうした虐待を止めるには、まず虐待行為を認めることだ。

○HSPが無理をしすぎるもうひとつの理由に「直感力」があげられる。これは一部のHSPにとって、絶え間ない創造の泉をもたらす。創造力が豊かなHSPは、あらゆることを表現したくてたまらない。たが、考えても見てほしい。全部は無理だ。どれを表現するか、取捨選択が必要だろう。

○適切な休息や余暇を取ることで、はるかにパフォーマンスが向上することを理解してほしい。


最後に、アーロン博士がインタビューをしたHSPの方からの助言がこの本に紹介されているので抜粋したいと思います。


 敏感性についてあなたは一から学ぶ必要がある。あなた次第で、それは障害にも言い訳にもなるだろう。私自身、内にこもりすぎると、もう一生家から出たくないと思うことがある。しかしそれでは自滅するだけだ。だから私は外に出て、自分と世界を融合させる。創造的な人にはひとりの時間が必要だ。でもずっとひとりでいることはできない。内にこもると、現実感や適応能力が薄れてしまう。
 年を重ねても現実から遠ざかる場合がある。柔軟性が失われるからだ。年を取るほど外に出るべきだろう。一方で、年を取ることでいいこともある。人間的な成長とともに、敏感性以外の特性も強くなっていくことだ。
 心と身体のバランスを調和させること。あなたの身体に備わった敏感性は、すばらしい贈り物である。それはあなたを導き、あなたが受け入れることで、ますますその才能を開花させていく。もちろん敏感な人びとは、社会や身体のことから距離を置きたいと思っている。心を開くのが怖いから。でもそれではダメなのだ。自分を表現した方が、いい人生を歩んでいける。



さあ、あなたはどのように自分を活かしますか?


お読みいただきありがとうございます。




感受性を活かす癒しサロン PRINTEMPS*BLANC

名古屋市のほどよい田舎感が残る場所にあります、癒しのサロンPRINTEMPS*BLANC(プランタン・ブラン)のホームページです。 "繊細さん"として浸透して来たHSPという概念。当サロンではHSPの強みでもある豊かな感受性を使ってより自分らしい花を咲かせられるようにお手伝いします。「自分の内側の声を聴く傾聴セッション」はHSPだけでなく自己探究をしている方にも受けていただけます。

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