前回の写真から約1ヶ月経ったパンサーカメレオンのナギです。
一回り大きくなりました。
1ヶ月という時間は寿命が犬猫よりもずっと短い彼らにとっては1年くらいの長さでしょうか。
寿命と言っても個体差が大きく、丈夫な子とそうでない子で雲泥の差があるようです。
カメレオンを飼われている方のブログを見ると飼って数カ月の間のお別れの記事がなんと多いことか。
今のところナギは元気に過ごしていますが一瞬一瞬がすごく大切に思えてきます。
カメレオンは本当に環境に敏感です。
「私」という新しい環境に入ったばかりなので余計かも知れません。
枝の位置を変えたりするとすぐに気づいて確認しに来ますし、私がいつもより見にくる回数が多いことにも反応しています。
私は前回と今回とカメレオンの性質を「繊細」と「敏感」と両方使っています。
私は元々自己分析が好きで、心理学も勉強していますし、HSPの女性を対象にした活動もしています。そのせいか「繊細さ」や「敏感さ」って一体なんだろうと自然に思考が向いていきます。
爬虫類の話でいくと、
「爬虫類は環境の変化にかなり敏感で、気軽な気持ちでは飼えない繊細な生き物」
そんな表現になります。
繊細という言葉は飼い主側から見た感覚で、敏感という言葉は爬虫類側の状態を指しているという感じでしょうか。
という事を人に当てはめると、HSPは色々なことに敏感なのですが、そうでない他者から見たら繊細と思われてしまうかも?
いや、何でこんなことをわざわざ書くかと言いますと、繊細と言われることに抵抗を感じる方もいらっしゃるからです。
それは確かにそうですね。
"繊細"が繊細な感覚を持っているという意味なら良いですが、繊細に悪いイメージを持って言っているなら受け入れられるはずもありません。
そういう意味でやっぱりHSPは敏感という言葉が適当かも知れません。
お子様がHSCだったら何がどのくらい敏感なのかよく観察してあげて欲しいなと思います。
そして敏感であることは決して弱いわけではなく、気質の中の一特徴です。
私の姪っ子が1歳半なのですが、HSCかもと思ったりします。
慣れた場所では天真爛漫で元気いっぱいですが、いつもと違う行事のような時は物々しい空気に泣いてしまいます。
感受性もなかなか豊かで"どんぐりころころ"の動画でどんぐりがコロコロと落ちていくシーンで泣いてしまうのです。
まさか1歳半で落ちていくどんぐりに共感しているとは信じられない気持ちもありますが、どうやら間違いなさそうです。
すでに保育園に通っていますが、先生から「空気が読める」と言われています。
まだ1歳ということもあり、やりたいことを抑圧して空気を優先してる感じではなく、「勘がいい」のです。
ぜひ長所として元気に成長して欲しいです。
私たち人間はついつい何事にも色をつけてしまいがちです。
逆に色メガネを通して自分が見られてしまうこともあります。
決め付けられて何かを言われると、怒りや悲しみの気持ちが湧いてきます。
私も親から「気にし過ぎ」と言われることにすごく嫌な思いをしました。
今は自己分析や心の整理がついてきて、「そうか。お母さんにとってはこれを気にし過ぎというのね。」と心の中で線引きをするのですが、やっぱりあんまり良い気持ちはしません。
HSPはそういう類の言葉をたくさん聞いてきていると思います。
モヤモヤするのはそういう時だと思います。
こういうモヤモヤは話が通じる人に聞いてもらうのが一番です。
モヤモヤを放置すると「自分がおかしいんだろうか」という方向に持って行ってしまう可能性がありますから。
どこかのキャッチコピーにもありますが、「話す」ことは「放す」ことだと思います。
身近にそういう存在がいらっしゃったらそれに越した事はないですし、私も少しでもお力になれればと思っています。
お読みいただきありがとうございます。
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