私は色々なことに躓きやすい性格のようで、だからこそセルフケアが大切だと思っています。
気分としてはモデルさん達が美をキープするために努力してるのと同じだと思っていますが。
"ありのまま"が注目された時期もありましたが、"ありのまま"を生かしてよりなりたい自分に近づいていこうとする心の姿勢は私も見習いたいところです。
ペルソナ(仮面)という言葉をご存知でしょうか?
普段私たちは色々な役割を担っていてその度にちょっとずつ違う自分を演じたりしますがその状態のことです。
心理学の世界では超有名なユングという人(恐らく彼もHSPだと思います)が提唱したものです。
勘違いしたくないところはペルソナそのものは決して悪いことではないことです。人は多面的な生き物でその"面"のことを指しているのですから。
ペルソナ自体が問題なのではなく、ペルソナと自分との区別が付かなくなったり、合わないペルソナやペルソナが自分だと思い込んだりすることが問題だったりします。
私も"自分探し"をしていた時に「自分がどれか分からない」とよく言っていました。
そんな時に私は自分を晒け出せる場を見つけました。今でも通う習い事のようなカウンセリングのような場なのですが、「自分が分からない」ということを言ったら、カウンセラーさんが「それを言う今のあなたが素のあなたよ」「あなたは今捨て身だもの」と言われてハッとしたのを今でも覚えています。
私にとって自分の弱さを曝け出せる場所だったのです。
自分の弱さを理解してようやくペルソナは私を守ってくれている大事な自分の一部だと理解できました。
人は自分の弱さを晒け出せるとこんなに強くなれるのかと思いました。
弱さを知っているから工夫をしようとするのですから。
HSPは賞賛より共感に喜びを感じることが多いのですが、少数派の価値観で今まで分かってもらえないことも多く"私だけかも"という謙虚な気持ちがより一層喜びを大きくしてくれます。
ただし、分かって欲しいと期待し過ぎることは逆に孤独感を強めることがありますので"共感してもらうこと自体が目的"になってる時は注意が必要です。
期待がないところからの共感は癒しになります。心細さから救ってくれます。
生きづらさから解放されることは難しくても生きづらさと一緒に生きる勇気が湧くことはあります。
セルフケアというのは私にとって二つの側面があります。
休息という意味でのブレーキと自分自身を大切にするということ意味でのアクセルです。
私はできるだけ自分が納得する人生を生きたいという気持ちが強い人間です。
そこから派生する"まだ足りてない感じ"はあり永遠に満たされないのかも知れませんが、それでも社会的な役割を果たしつつ自然体で生きていきたいと思います。
セルフケアの方法はたくさんあります。
一人でできることもあれば、誰か他者がいた方がいいことなど。
原因をケアするか結果をケアするかでも選択肢が増えますね。
HSPは日々様々なことから情報を受け取り処理していますのでセルフケアをより丁寧に行うことで回復が早まるのではないかなと思っています。
素になれる場所や晒け出せる場を私も作っていけたらなと思います。
お読みいただきありがとうございます。
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